ケ|“何もしない”余白時間と共に

ブレンド

何も予定がないのんびりとした休日。いつもの街並みを眺めながら散歩してもいいし、窓際で気持ちの良い風を感じながら本を読んでもいい。スナックを買い込んでお気に入りの映画を見てもいいし、行きつけのカフェで未来に想いを馳せてもいい。その日、その時に自分が一番しっくり来る感覚を大切に味わおう。今回は、飲んだ時の自分の向き合い方で、表情が変わるフラットな印象のコーヒーです。ちょうど真ん中、中煎りで酸味と苦味と甘味のバランスがよく、焼いたオレンジのようなまろやかな風味が印象的なブレンドです。

小説のあらすじ

珈琲と煙草が好きなOL・千晴は、薫というパートナーと同棲している。煙草を吸っているあいだに薫が淹れてくれる珈琲が、日々のささやかな喜びだった。しかし、とある出来事をきっかけに、薫は家を出て行ってしまう。残された千晴は、薫のいない部屋で、ひとりぼっちで珈琲を淹れる。豆を挽き、お湯を沸かすなかで、彼女が気づいたこととは……?なんてことのない一杯の珈琲がもたらす、とある日常の物語。 

著者|石岡佑梨

日記ともエッセイともつかないような文章を書く日々。さまざまな人生について話を聞く「ライフコーチ」という仕事をしている。平日はフルリモートで働くOL。東京・三鷹と、長崎・五島列島の間で二拠点生活中。

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