終わり|“おつかれさま”を自分に宛てて

ブレンド

1日が終わる時には、自分に向けて“おつかれさま”と言ってみる。仕事、子育て、勉強・・。今日1日の中でしたことを振り返り、がんばったねと自分を労う言葉が疲れをスッと軽くしてくれるはずだから。今回は、マンデリンのカフェインレス(デカフェ)の豆を深めに焙煎してまったりとした質感に、おやすみ前に1日をリセットしてくれる労いの一杯に仕上げました。※お湯の温度を80~83度くらいで少し低めの温度で淹れることで、苦味が和らいでまろやかな甘い味わいになります。

小説のあらすじ

接客業で出会う不特定多数の人は、感情を目まぐるしく変動させる。自分の中にこんなに激しい感情があったなんて知らなかった。人と関わる仕事とはそういうものだ、と先輩は言うけれど、気持ちのコントロールが難しい。ある日、理不尽なお客様の対応で疲れ切り更衣室でため息をついていると、先輩がコーヒーを淹れてくれた。いつも穏やかで感情のコントロールが上手な先輩に、その秘訣を尋ねてみると、意外な答えが返ってきた。

著者|emiglia(エミリア)

音楽家×ライター。大手音楽教室講師、青年海外協力隊、Web制作会社勤務を経て、フリーランスのライターとして独立。ピアノ演奏や作編曲、ライティングの依頼を受け、これまでに2300件を超える作品を生み出す。二人の息子を育てながらパソコンに向かう日々の中、夫が豆から淹れたコーヒーを飲むのが癒しのひと時。