毎日美味しくドリップしたい!コーヒースケールを使う理由

 

待ちに待ったものがたり珈琲が自宅に届き、甘く芳醇な香りとともに開封。早速ドリップしてみると、予想どおり美味しい!──でも翌日「あれ、昨日と味わいが全然違う…」なんてこと、ありませんか?

僕はドリップを始めた頃、HARIO の「V60」という定番ドリッパーと、同メーカーのサーバーを買いました。付属していたのは計量スプーン。サーバーにも目盛りが付いてるものだから、しっかりスプーンで豆の重さを量り、目盛りの位置までお湯がきたらストップで見事完成!なんて思ってました。が、結局いつも味が安定せず、苦戦しました。

今だから分かるその原因を、早速お話しておきます。それは「コーヒー豆とお湯の重さ、そして時間を正確にコントロールできていなかった」からです。そこで使い始めたのが今回の主役『コーヒースケール』。重さだけでなく、時間も測れる優れものです。

そもそもコーヒー豆は、焙煎度により大きさに対する重さが変わります。深煎り豆は長く煎るため水分量が低く、見た目以上に軽いです。対して浅煎りは小さいのに重い。それこそが計量スプーンの落とし穴です。体積しか量れないので、しっかりスケールを使い重さを量ってあげましょう!

続いてお湯を注ぐタイミングとその量も、時間ごとに管理するといいです。ここで参考にしたいのが「4:6メソッド」。ものがたり珈琲のブレンドを監修する粕谷 哲氏が提唱する抽出方法です。簡単に説明すると、総湯量を40%と60%に分割し、最初の40%のお湯で味わいを、残りの60%で濃度を調整するというもの。このコラムで説明すると長くなるので割愛しますが、ぜひ一度調べて試してみてください。

このように重さと時間をコントロールすることで、毎日ほぼ同じ抽出環境でドリップできるため、コーヒーの味わいは安定しやすくなります。コーヒースケールを使って、ぜひ自分好みの味わいを毎回楽しんでみてください☺︎

 

Writer|Yuma Kurita

ブログ『ORIFFEE (オリフィー)』を運営してます。コーヒー器具やコーヒーウェア、カフェのこと。被写体は彼女にお願いしてます。現在は Yahoo! JAPAN クリエイターズでも執筆中。写真にこだわり過ぎるレビュアーです。